福岡の海岸でよく見かけるヒョウモンダコの注意書き、日本各地でも目撃が報告されています。
ヒョウモンダコ
元々は暖かい海に生息しているタコのようですが、日本でも目撃が報告されているようです。
噛まれると毒を注入するらしく触って見るみたいな事は危険。私の住む市内近郊でも西区方面の糸島半島や玄界島の周辺で見つかっています。
注意書きの内容
見つけても絶対に近づいたり触らない。万一、噛まれた時は毒を絞りだし(口で吸いださない)直ちに医療機関へ搬送してください。との事。
特徴と毒性
詳しい習性はウィキペディアから見ていきます。
特徴
体長は10cmほどの小型のタコである。他のタコと同様に体色をすばやく変化させることができ、周囲の岩や海藻に擬態するが、刺激を受けると青い輪や線の模様のある明るい黄色に変化する。この模様がヒョウ柄を思わせることから、この和名がついた。
他のタコ同様に肉食性で、カニやエビを捕食するが、捕まえられるならば魚類も食べる。なお、野生では観察されたことはないが、実験室では共食いする。人間でさえ、触られたり近づかれたりした場合は噛み付かれることがある。
メスと出会ったオスはメスの外套膜をつかみ、精子嚢を渡すための交接腕を外套膜腔に何度も挿入する交尾を、メスの中に十分に精子嚢が入るまで続ける。メスは秋の終わりごろに50個ほどの卵を産み、すぐに触手で抱えて食料を取らず、この状態を6か月間続ける。メスは卵の孵化と共に体力を使い果たして寿命を終えるが、幼生は次の年には性成熟する。
後述のように防御、攻撃、餌の捕獲に毒を利用するように進化しているためか、ヒョウモンダコの吸盤は小さくて弱々しく、「スミ」を蓄える墨汁嚢も退化している。泳ぎは不得意で、たいていは海底をゆっくり這っている。こうした身体は強力な獲物を押さえつけたり、スミを吐き散らしたりしながら敵から逃げる必要がないためと考えられている。危険が迫ったり興奮したりすると、鮮やかなルリ色のリング紋様の警告色を発することで、有毒生物であることを知らせて外敵を威嚇する。毒性
引用元: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%82%B3
テトロドトキシン」も参照
ヒョウモンダコは唾液にフグと同じ毒のテトロドトキシンを含み、身の危険を感じるとこの唾液を吐いたり、噛み付いて注入する。咬症により噛まれた生物はテトロドトキシン中毒により死亡することがある。ただし、個体によっては噛まれたときにテトロドトキシンによる麻痺症状ではなく難治性の皮膚潰瘍のみが生じることが知られている。また、食しても危険とされる。
従来、>唾液腺のみにテトロドトキシンが含まれていると考えられていたが、2018年9月の日本水産学会にて長崎大学水産・環境科学総合研究科竹垣毅准教授らのグループが報告した内容によると、ヒョウモンダコには筋肉、体表にもテトロドトキシンが含まれていることがわかり、同報告で食したり素手で触れないよう注意喚起を行った。
テトロドトキシンはヒョウモンダコの獲物である甲殻類には無害だが、唾液腺中に含まれるもうひとつの毒「ハパロトキシン(Hapalotoxin)」は、甲殻類を麻痺させる毒性をもつ。ヒョウモンダコはカニなどを捕らえる際に、この毒を海水中に放出することであらかじめ獲物の動きを奪い、捕食に伴うリスクを減らしていると考えられる。
小さくて綺麗な模様とはいえ、大変危険なタコが身近に現れてしまいました。
釣れてしまったら
エギングなどをしているとタコが釣れたりしますが、同じようにヒョウモンダコも掛かってくる可能性があるかもしれません。
釣れてしまったら外すのに苦労しそうな感じもします。それからリリース?殺処分?等々。
他にも海水浴シーズンは水辺で遊ぶ事も多くなりますが、珍しいからと、わからない生物は触らないようにしましょう。
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