新宮漁港からフェリー(約20分)で渡る相島、猫の島とも言われる離島防波堤での釣りを紹介しています。
相島について
新宮沖に位置している相島、フェリーで島に渡って防波堤から釣りをする事も出来ます。

猫の島とも言われ、多くの猫が出迎えてくれますが、観光以外では邪魔になる感じも?釣れた魚や、お弁当は特に気を付けてください。

島の周りには数々の磯もあり、瀬渡し船を使って磯釣りも楽しめる島ですが、気軽に出来る防波堤の釣り場を紹介したいと思います。
釣りとポイントについて
相島ではアジング・エギング・ショアジギング・サビキ、泳がせ釣りが多く見られます。フェリー(大人片道480円)で相島に到着したら狙いの魚に合わせた場所(ポイント)も見つけてみましょう。
発着所前(フェリー乗り場横・前波止)
その名の通りフェリー乗り場の横にある波止で、先端辺りから2、3人は竿が出せるポイント。

サビキやアジングでのアジはココでも大丈夫だと思います。注意としては島の猫が集まってくる事と、船の出入りには気を付けましょう。
その他、アジングをしていた釣り人さんに40cm前後のツムブリがヒットしていました。

先波止(町指定文化財)
左へと進むとすぐに先波止という短い波止があります。沖の浮き波止1番の前辺りに位置していて、誰かが釣りをしていたら無理に入って来る事はないくらいの規模です。

水深は浅いですが駆け上りになっているので遠投系のエギングやジギングなども出来ます。浅瀬にはベラといったエサ盗りも確認できますが、フカセ釣りには良く見えるポイントです。
新波止(ゴロタ浜手前の石積波止)
突き当りではないですがフェリー乗り場から左へ、先波止の次にある石積波止周辺も水深が浅い。

小規模の上に電線も注意、発着所左側のポイントは、かけ上がりからの浅瀬になっているので全体的に遠投向きの釣り場になります。

龍王石が奉納してある島の西側も浅瀬が広がりますが、波のある日はシーバスなどが狙えるでしょう。
西波止(中央堤防右側)
発着所を右へと進むと海を正面に、T型構造の防波堤が横に広がります。相島ではメインともなる広々とした場所です。

中央右側が西波止と言われる地点で、アジ(サビキ、アジング)が良く釣れているポイント。足元から水深もあり、人が多く集まります。ファミリーフィッシング向きでもある。
冬のササイカ釣り
中央のメイン堤防は冬のササイカ(ヤリイカ)も有名で、電灯下には必ず人が入っているくらい人気のポイント。

どれだけ早く島へ渡ってもテント常備で2日前は釣れたけど等…住込み?ヤリイカ狙いの常連さんは当たり前のようにお話されているくらいです。

新宮発のフェリーは最終が18:00前、相島始発は翌朝と、釣り時間も長くなる為に冬は寒さも覚悟して行きましょう。町営渡船しんぐう時刻表
冬の防寒対策についてはコチラ↓
東波止(中央堤防左側)
中央堤防を左側に行けば東波止となりますが、奥に進む程に養殖用のブイが目の前に浮いているので釣りはしにくくなります。メインともなる大きなこの西と東の防波堤で釣りをする人が多く、主にアジ、青物(ヤズ、サゴシetc)、イカ釣りが人気の波止です。
アオリイカ(エギング)
防波堤で人気のアオリイカを狙ったエギングでも知られる相島。フェリー乗り場から少し距離はありますが小学校下辺りの釣果がいいようです。

エギングは養殖のブイや筏・ロープ等のストラクチャーに気を付けながら狙うといいでしょう。
国指定史跡・相島積石塚群
学校下のポイントををさらに進んで行くと相島積石塚群と呼ばれるポイントが裏手にあります。

少し距離はありますが軽装備にて、周辺の地磯も行く事ができるようです。

ゴロタと言えばヒラスズキや青物、水深が浅いので沖のかけ上がりを中心に朝夕マズメ時や、少し荒れた日に狙うといいでしょう。

春は藻が溜まりやすいので根掛かり注意、夏から冬にかけてはベイトが寄っていればルアー・ジギングが面白い場所です。
浮き波止(渡船利用)
相島で最も人気のポイントは、目の前に浮かぶ1~7番の浮き波止の釣りが挙げられます。

沖波止にはフェリー発着所横に待機している渡船(八大丸)で渡ります。予約連絡は特に必要なく、相島フェリー到着時に随時待機しているとの事です。

例年良く見る釣果として注目は、アジゴを泳がせた釣りで座布団ヒラメ(大型のヒラメ)、外道には近郊で珍しい良型のマトウダイ等々。
その他、アジ、サバ、カワハギ、アラカブ、アコウ、アオリイカ、サゴシ、ネリゴ、ヤズと、季節によって色々な魚が釣れており、特に青物が回っている秋頃は多くの釣り人が浮き波止へと渡ります。


相島防波堤の特徴
全体的に水深があり、際立ったかけ上がりをもつ良い釣り場な反面、真珠の生産が盛んな相島はアコヤ貝の養殖で海面にはブイが規則正しく並んでいます。
島の防波堤は歩いて行ける場所が数多くありますが、ブイが目の前から浮いている所もあるので釣りをする場所は限られてきます。無理に投げて根掛かりさせないように注意しましょう。
その他、新宮・相島漁港内放送では気になる点もありますので聞かれた方の釣行は各判断にてお願いします。
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